USB仕様の策定を進める標準化団体「USB Implementers Forum(USB-IF)」は11月17日、データ転送スピードを高速化した次世代のUSB規格「USB 3.0」の最終仕様を発表した。
USB-IFの会長で米国Intelのシニア・テクノロジー・ストラテジストのジェフ・レイバンクラフト(JeffRavencraft)氏は、カリフォルニア州サンホゼ市で開催中されたイベント「SuperSpeed USB DevelopersConference」においてUSB 3.0の仕様を発表した。「SuperSpeedUSB」とも呼ばれる新規格では、デバイス間の転送スピードはUSB2.0の10倍近く高速化するという。
USB2.0の転送速度は、現在出回っているデバイスで利用するには十分なスピードを達成している。だが、レイバンクラスト氏によれば、デバイスがより小型化し、動画などマルチメディア・アプリケーションの利用が増加する将来に向けて、さらに高速な転送速度を実現するUSB3.0が必要になったという。
例えば、フラッシュ・ドライブから1GBのデータをホスト側に転送する際、USB2.0では33秒かかるが、USB3.0ではわずか3.3秒で転送が完了するという。つまり、映画1本分のデータを、USBドライブからPCに転送する時間が1分以下になる。しかし、イベント会場で実際に行われたデモでは、データ転送レートは約3Gbpsにとどまり、USB-IFが主張する最大スピードの5Gbpsを下回った。
(Agam Shah/IDG News Service サンフランシスコ支局)
11月18日13時49分配信 Computerworld.jp
うれしいニュースです、HDDからのデータ移動に費やす時間もだいぶ解消してイライラも軽減!
でも導入2010年らしいね・・・・遅いよ。